今回はちょっと番外編みたいな感じです。

2009年以来、藤城さんの作品がとても好き。
まずは、下の動画をご覧ください。(講談社さんのPR動画です)

ね、素敵でしょう?(*´ω`)
皆さん、お気づきになられたかもしれませんが、「藤城清治の旅する影絵 日本」の表示になっている影絵、滝桜なんです。

福島県郡山市立美術館で「光と影のファンタジー藤城清治展」が開催された際の作品です。
この作品の制作にあたって、滝桜を下見・スケッチに訪れたのは1月。
2月に再訪すると、まだ桜が咲く前だったが、花の美しさとは違った骨格そのものがとびぬけてすばらしく美しく見え、枝ぶりに感動されたそうです。

「桜の花は、これまでも花を見て花の美しさにひかれて何枚か制作したけれど、枝ぶりの美しさをデッサンして先ず、骨格をつくってから、花を咲かせるのは、はじめてだ。まず、枝を描き、桜の花を一分咲き、3分咲き、5分咲きと、少しずつ本物の桜が咲き出すのと同じように影絵も切り抜いていった。桜の花の咲くのと影絵の出来上がってゆく作り方は似ていると思った。」
と藤城清治さんは当時語ったそう。

2009年「光と影のファンタジー藤城清治展」の様子は、こちらで紹介されていました。

私も、この企画展で藤城清治さんの滝桜の作品を拝見しました。
このときは影絵ではなく切り絵で、高さ5mほどの大作でした。

一度は行きたい「藤城清治美術館」卒寿を迎えても作品を生み出す影絵師と滝桜への想い

またその5年後、栃木県那須塩原市にある「藤城清治美術館」にて、影絵バージョンの作品も目にすることができました。

企画展は未完成で飾られなかった三春デコ屋敷の作品も目にすることができました。
藤城さんが三春の景色を作品にしようって思ってくれたのが嬉しいなぁ。

今でも、藤城清治美術館で滝桜とデコ屋敷の作品が展示してあるはずです。
もちろん、その他の作品もどれも素晴らしいです。
作品を見るというよりも、藤城清治という世界に包まれる感覚。
美術やアートに興味がない人でも、絶対に行って良かったと思っていただけるはず。
私も、暖かくなったら今年また行きたいです( *´艸`)

藤城清治美術館へのアクセス


藤城清治美術館公式ホームページはこちら